クレジットカードが不正利用されないために・・・ポイントは暗証番号!といったら当たり前!?という気もしますが。しかし、いざ被害にあったときに、「請求を取り消す」処理をしてもらうために、はまず届け出が必要。
届け出を済ますと(書類の提出も必要)一般に「紛失・盗難をお届けいただいた60日前にさかのぼり、それ以降の損害額を規定にそって負担」というような内容で、カードの所有者は守られます。
しかし、いわゆる盗難保険(名称はカード会社によって異なる)が適用されるか否かのポイントは、『暗証番号』が使われたか否かです。言い換えると、本人であれ、悪意のある第三者であれ「暗証番号」を正しく入れて買い物をしてしまったら、それは保険対象外ということになります。
6月6日のあさイチでも『イマドキのクレジットカード不正利用』ということで、恐ろしい画面が紹介されていました。絶対に真似しないでくださいということで海外の(?ロシアかもとか、柳沢氏)恐ろしい犯罪サイトが映っていて、日本人も含め世界中の情報を盗まれたカードのカード番号、暗証番号、セキュリティーコードなどのカード情報を、25ドルで購入することができる、という驚愕情報でした。
そんな犯罪がまかり通っているのも驚きですが、あの情報をカードで購入したら、購入者のカード情報が盗まれるのは明白ではないでしょうか? 笑い事ではないけど、どこかギャグのようです。
ともかく、カードはもし暗証番号を使われてしまったらアウト。具体的には個々の例によって対応が違うと考えられますが、原則、カギは暗証番号です。あさイチでも、被害にあった人がカード会社に電話すると「家族の使用はありませんか?」と聞かれていました。
家族が暗証番号を使って買い物するというケースはあるかもしれません(本当は不正使用にあたる)。しかし、どこかで第三者が「正しい暗証番号」で買い物をしたら、その正しい暗証番号を使ったのが本人でないという証明をできないために、本人がいくら訴えても、不正を立証できないという理不尽な展開が起きます。
また警察に被害届を出そうという時に、決済前では逆に被害者はカード所有者でなく、まだカード会社であるため、警察に被害届も出せないという例も紹介されました。
いずれ、盗難保険があるから大丈夫!とかいって安心してはいけないようです。財布を盗まれて、カードを悪用されても、すぐに届け出たら大丈夫な例は多いかもしれません。しかし、確認を忘れて60日間が過ぎてしまった不正利用はもはや危険です。
あるいは、繰り返しますが、身に覚えがなくてもカードを暗証番号で使われたら、もう困難。所有者しか知らないはずの暗証番号を、だれかに知られる・・・ふつうは考えられませんが、現実に被害はあるので、注意に越したことはありません。
暗証番号を教えないのはもちろんのこと、カードにメモしたり(論外)、パソコン内にデータを保存していてウイルスにかかって情報が流出したり・・・今はどこから情報が盗まれるか分かりませんから。
海外での買い物も、カードを受け取った人が後ろのほうに行ってカード情報をメモしたりしないよう、目の前で処理してもらうようにしましょう。
気をつけなくちゃ・・