受動喫煙と乳幼児突然死症候群(SIDS)の関係が指摘され、知らなかったので少々驚きました。2010年調査で6800人と推定されていた数字が今回倍増した(年間1万5000人と推計)その理由として・・・
これまで、受動喫煙は、肺がんや心筋梗塞などに因果関係があるとされていたが、前回調査以降、脳卒中やSIDS(乳幼児突然死症候群)にも因果関係があるとされたため、大幅に増えたという。(5月30日FNNニュースより)
肺ガンや心筋梗塞というのは、分かる気がしますが、赤ちゃんの乳幼児突然死症候群にも影響があるとしたら、いわゆる乳児のお子さんをもつ家庭ではかなり、ショッキングなことかもしれません。
乳幼児突然死症候群(SIDS・・Sudden Infant Death Syndrome)については、生後2ヶ月から半年くらいの赤ちゃんに見られ、発症の率としては、6000人に1人くらいとされます。
乳幼児突然死症候群は、眠っている間の突然死です。元気でいた赤ちゃんが寝ている間に・・という状況を考えると、たいへん胸の痛い事態です。
しかし乳幼児突然死症候群(SIDS)と診断されても、それは窒息死だったのでは?と考えられ、結論の出ない場合もあります。お子さんを亡くした家族にとっては簡単に整理のつく事態ではありません。
訴訟になるケースもあるし、家族にとっても「予防できなかったか」という、つらい気持ちが続きます。2014年には、日本で147名の乳幼児がSIDSで死亡したと診断されています。
その数字と、今回の15000人という数字の関係が、素人にはどうもよく分からないのですが、いずれ受動喫煙と乳幼児突然死症候群の関係が指摘されていたのは、以前からのことでした。
小さいお子さんがいて、両親がタバコを吸っているとしたら、危険が高まることだけは確かでしょう。
乳幼児突然死症候群の発症率は、両親がタバコを吸っていると、喫煙しない場合に比べて約4.7倍に増加するといわれています。これは周囲にいる人 間がタバコの煙を吸ってしまう受動喫煙によるリスクだと考えられています。もし同居している家族や友達がタバコを吸う場合には、赤ちゃんのいる場所での喫 煙はしないように協力してもらいましょう。
(こそだてハック 2015年7月9日の記事から)
タバコの害うんぬんは、ここで繰り返すことでもありませんが、六ヶ月未満の小さいお子さんをもつ家庭では、なんとしても受動喫煙の害を避けてやりたいものですネ。