箱根駅伝に出場する常連大学の東洋大学・・
相沢晃(あいざわあきら)選手は、優勝争いの有力候補とされる東洋大学の、主将を務めています。
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96回大会で相沢晃選手が走るのは2区?4区? 区間賞を狙える有望選手
相沢晃選手は学生陸上競技でもっとも注目される選手の一人。
そして東洋大学駅伝部は、箱根駅伝で最有力チームの一つ。ただし、優勝にもっとも近いかーーというと、ここ数年、たぶんに微妙な存在かもしれません。
2019年の東洋大学の結果は、
全日本大学駅伝・・5位
出雲駅伝・・・3位
というところ。
一方で、東洋大は箱根駅伝ではすでに『11年続けて3位以内』を保っているのですから、入れ替わりの激しいと言われるスポーツ界で、これは恐ろしい安定感でしょう。
【#東洋大 #箱根駅伝 壮行会】
エース #相沢晃 選手を中心に往路3連覇&総合優勝を目指します。1年生6人を登録しニューフェイスも増えました。「自分が1年生の時には出来なかった練習も彼らはできている。頼もしい後輩です」と主将も務める男は笑顔。 pic.twitter.com/XrHJ5cHyis— 太田涼 (@Ryo504) December 13, 2019
(笑顔が爽やかですね)
さて主将の相沢選手は、今回、どの区を走るでしょうか?
大方の予想では、2区か、または4区かと言われれています。相沢選手は箱根駅伝に関しては、これまで・・
1年時:2区にエントリーされたが、体調不良で出場できず
2年時:2区 ⇒ 区間3位
3年時:4区 ⇒ 区間新記録(1時間0分54秒)
⇒ 東洋大の往路優勝
ということで、4年時の今回、最後の出場になりますが、花の2区と言われる2区か、またはやはり期待されての4区かーー
いずれにしても、東洋大学の勝敗を背負っての、力強い走りを見せてくれることでしょう。
学生のランナーとしても殊更、飛び抜けた才能とされる同選手は、2019年の第30回ユニバーシアード競技大会(イタリアのナポリ)にて、ハーフマラソンで1時間5分15秒で金メダルを獲得しています。
相沢晃選手の経歴、学法石川から酒井俊幸監督とおなじ進路を辿る・・
上記のような記録を打ち立ててきた秀逸なランナーです。その経歴をあらためて見てみましょう。
相沢晃(あいざわあきら)
生まれ:1997年7月18日
出身:福島県須賀川市
出身小学:須賀川市立長沼小学校
出身中学:須賀川市立長沼中学校
(全日本中学陸上出場)
出身高校:学校法人石川高等学校
(3年間全国高校駅伝出場)
出身大学:東洋大学
自己ベスト記録:5000mで13分34秒94、1万mで28分17秒81
身長:178センチ
体重:62キロ
(情報ソースは、スポーツ報知7月2日記事等から)
小学3年から陸上を走っており、打ち立てた記録も立派な数字を残しています。
出身高校の学校法人石川高等学校(学法石川高校)ですが、福島で最も歴史の古い私立の高校。
所在地の福島県石川郡石川町には、公立の「福島県立石川高等学校」もあります。ふつうに石川高校というと、どちらか分からないので、相沢選手の母校のほうは通称、学法石川と言われるそうです。
スポーツの盛んな同校からは、たくさんのプロスポーツ選手を輩出してきました。
自転車競技も盛んで、駅伝でも強豪校として有名。
高校駅伝といえば、長野県の佐久長聖高等学校が著名ですが、佐久長聖が日本高校最高記録を保持しているのに対し、
学法石川高校は高校別歴代2位のタイムを記録しています。
また大学駅伝で活躍する、学法石川高校出身の選手は東洋大学の相澤晃選手だけではありません。
明治大学の阿部弘樹選手も中央大学の田母神一喜選手も、同校の出身です。
しかも3人とも主将。なにか凄いですね。
そして同校の出身者には、東洋大学駅伝部の監督、酒井俊幸氏もいます。
つまり相沢晃選手は、高校も大学も酒井俊幸監督と同じ進路をたどっています。
先走った推測になってしまいますが、東洋大学が陸上の指導者を今後も将来ずっと探す(必要とする)として、相沢晃選手は、今後、東洋大学からも期待される人材なのではないでしょうか。
就職先は旭化成ーーと報道された
相沢晃選手は、就職先はどこかーーと一頃、話題になりました。
旭化成というのは、ウワサに過ぎないという説もありましたが、しっかり新聞報道になっていました。2019年7月のことです。
陸上の日本選手権5000メートル(6月27日)5位、1万メートル(5月19日)4位で、いずれも学生トップだった東洋大の相沢晃(4年)が
来春、卒業後の進路先として旭化成に絞ったことが1日、分かった。
(スポーツ報知2019年7月2日 より)
本人が発表しているわけではありませんが、このような報道に否定のコメントも見られないので、ほぼ確実と受け取ってよいのでしょう。
日本長距離界の名門とされる旭化成から、熱い期待を浴びているようすです。
そして相沢晃選手への今後の期待として他にもあります。
来年の東京五輪には1万メートルで出場を目指す。
その後、21年の米国ユージン世界陸上、
さらには24年のパリ五輪ではマラソン日本代表として期待されている。
(同上)
2020年の東京五輪がこれからで、日本では2019年、マラソンの開催地を巡ってひと騒動ありました。
しかし先を見ると2024年のオリンピックもあります。
その期待をすでに受けている選手の一人が、相沢晃さんということ。ーー素晴らしいです。
第96回箱根駅伝
東洋大学エントリーメンバー相澤晃 今西駿介 定方駿 渡邉奏太
大澤駿 田中龍誠 西山和弥 吉川洋次
蝦夷森章太 宮下隼人
及川瑠音 久保田悠月 清野太雅 古川隼 前田義弘 山田和輝 pic.twitter.com/MkDBmfV5pc— 青猫 (@runrun_aoneco) December 10, 2019
とはいえ、まずは箱根駅伝です。2020年のおそらく1月2日に相沢選手は走るであろう箱根でーーー活躍を期待しています。
ちなみに同じ東洋大学の選手で、就職先として定方駿選手はマツダへ。今西駿介選手は、トヨタ自動車九州へ。渡辺泰太選手はサンベルクス、へ等々の情報があります。