阿部飛雄馬(ひゅうま)選手は、東大生。
関東学生連合チームの主将として第96回箱根駅伝を走ります。2020年1月2日、3日が楽しみ・・
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「東大生として箱根を走りたい」を実現させた阿部飛雄馬選手の経歴
ついに関東学生連合チームに選出された阿部飛雄馬選手
東京大学教育学部4年の阿部飛雄馬選手が、箱根駅伝の関東学生連合チームの一員として選ばれ、かつ、主将に就くことも決まりました。
関東学生連合チームについては、筑波大学の相馬崇史選手の記事にあるように、箱根駅伝の予選会で大学としては出場権を得られなかったけれど、個人成績が優秀な選手が選抜されるチーム。
阿部選手は、一年前の予選会では1時間6分20秒という記録で、全体の224位。
ところが今回は、1時間5分11秒で64位と、飛躍的な記録を出し、連合チームの一人として選出されました。
東大の駅伝チームが箱根駅伝に出るのは、先日の予選でチームとして全体の32位と、(筑波大学が6位通過、第96回箱根駅伝の出場校、予選会の結果は?)なかなか大変なようですが、
しかし、東大の陸上競技部に優れた選手はいます。
近年も東大の近藤秀一選手が、東大生としては14年ぶりですが、学連チームとして箱根駅伝に出場しています。
関東学生連合チームへの参加は、同じ大学から一名という規定もあり、阿部飛雄馬選手にとっては、今年こそ巡ってきたチャンスとも言えるでしょう。
しかも4年生で卒業なので、最後のチャンスでもありました。
「頑張れ!飛雄馬!!!」白堊な人々
東大4年で関東学連主将として箱根駅伝出場の盛岡一高出身・阿部飛雄馬君の記事が今日の「スポーツ報知」に載っています!
阿部君は県内屈指の長距離ランナーでした。
高校時代の成績は下記の通りです(白堊スポーツ調べ)。#盛岡一高 pic.twitter.com/hgTSWS1Oc1— taira (@taira19560530) December 11, 2019
阿部飛雄馬選手の経歴
阿部飛雄馬(ひゅうま)
生まれ:1996年8月26日
出身:岩手県滝沢市
出身高校:盛岡第一高校
2014年:高3で全国高校総体3000メートル障害に出場
2016年:東京大学入学
2020年:箱根駅伝出場(大学院進学予定)
身長:168センチ
体重:52キロ
(情報ソースはスポーツ報知12月11日https://hochi.news/articles/20191210-OHT1T50268.htmlより)
岩手県の滝沢市の出身ということで、盛岡第一高校に通うことは、通学範囲としては無理はありません。出身中学のことが確認できなかったのですが、ふつうに滝沢市の公立中学でしょうか。
阿部選手には、「東大生として箱根を走りたい」という強い思いがあり、一浪しましたが、東大に進学しています。
東大に入りたいことも、箱根を走りたいことも、ふつうに考えて、かなりのハードルです。それを成し遂げました。
一浪して東大も、それ自体大変ですが、陸上の選手としては、それなりに体力も維持しながら、受験勉強していたことでしょう。
自分の言葉足らずでしたが、正確には死生学の延長線上にあるdeath educationを学ぶつもりです
卒業出来ないことには何も始まらないのでまずは卒論頑張ります… pic.twitter.com/Bf6EaIkdmM— 阿部 飛雄馬 (@hakua_runners) December 11, 2019
出身高校の盛岡一高がユニーク!文武両道の阿部飛雄馬
ちなみに盛岡第一高等学校、地元では通称「いちこう」ですが、盛岡一高は岩手県でトップの進学校。かつ盛岡中学という旧制中学からの流れを汲む伝統校です。
卒業生(?)には石川啄木、宮沢賢治、松本竣介等々・・という歴史上の人物がいます。
真偽のほどは分かりませんが、岩手県を地元とする小沢一郎氏は、岩手県で人を用いる時には、必ず盛岡一高出身者にする・・・というウワサもあります。
四国より広い岩手県において、全県から優秀な生徒が集まる公立高校。
岩手県盛岡市上田三丁目2番1号にある盛岡一高の、道を挟んだ反対側には岩手大学もあります。
そんな盛岡一高から東大へ進学した阿部選手は、陸上競技を続け、こうして駅伝での実力を蓄えてきたようです。
阿部飛雄馬は盛岡一高か校歌が軍艦マーチと同じメロディのとこだな https://t.co/ihjkbTL8q0
— イ尹 (@noMvlrya8VXJGBE) December 11, 2019
そうです。盛岡一高の校歌は、軍艦マーチ。世に謳われし〜♪(ただし、唄うテンポは違います)
佐々木塁(盛岡―高)が気になる岩手県の選手(男子駅伝2020)
巨人の星ならぬ「箱根駅伝の星」となれ!?しかし卒論締切も間近・・・
阿部ひゅうま選手の名前は、巨人の星を知っている人ならふつうに思い浮かべる「星飛雄馬」から、やはり(!)来ているそうです。
父親の血筋からすると野球の道もあったのかもしれませんが、陸上で開花したのですね。
名作野球漫画「巨人の星」の主人公、星飛雄馬と同じ名前は、
1980年夏の甲子園に山形南の一員としてベンチ入りした父・孝さんが命名した。
「実家に全巻あります。小学生の頃、ここから名付けられたのか、と思った。
(スポーツ報知 12月11日 より)
【#箱根駅伝カウントダウン】あと23日!
東京大学 阿部飛雄馬
今年の箱根駅伝予選会では前回より記録を1分以上も更新し、関東学生連合へのチーム入りを決めました。さらに主将を任されたことに、最初は「実感がない」とコメント。それでもいまは、主将として自分ができることに心を砕いています。 pic.twitter.com/W41ASb8Np1— 4years. (@4years_media) December 10, 2019
年が明けたら早々の箱根駅伝ですが、そういえば4年生ということは、卒論の提出が近いのではないでしょうか?
上のツイートにもありますが、提出は1月9日のようす。
駅伝本番との関係は、どう収めるのでしょう? というのは余計なお世話ですが、一般論としては提出日のギリギリまで手を加えたいのが卒論ーー だとしたら・・(??)
いいえ、分かりませんが、ともかく卒論も駅伝も頑張っていただきたいです。
大学院の進学が決まっているようなので、今後は、東大の大学院チームでも走るのでしょうか。
以上、東大生が箱根駅伝を走るということで阿部飛雄馬選手について、出身高校(盛岡一高)などの情報でした。