関脇の玉鷲(たまわし)は、お姉さんが東大留学中に来日して、たまたまお相撲さんの姿を見かけたことで入門に至ったという変わった経歴の方です。
モンゴルからの留学生がどれくらいの数か分かりませんが、実の姉が東大とは・・そしてスポーツを特にしていなかった玉鷲が入門して、休み無しの努力を重ね34歳2カ月で初優勝とは、何かとインパクトが強いですネ。
玉鷲関は、本名はバトジャルガリーン・ムンホルギルさん。
来日前はモンゴルで、モンゴル食料技術大学でホテルマンを目指していたというのもユニークです。もう有名な話と思われますが、両国でたまたま井筒部屋の前を通って、鶴竜と出会って、入門に必要な連絡先を聞いたことから玉鷲の相撲人生が始まっています。
ちなみにお菓子作り等が得意というのは、来日前の経歴が関係しているのでしょうか?
玉鷲のご家族について
◎奥さん
モンゴル出身の奥さんです。結婚は2012年のことで、それを公にしたのは2014年の鶴竜の昇進時のこと。
どんな経緯で2年のときが空いたのか不明ですが、マスコミに騒がれることを避けたかったのでしょうか。
奥さんは、旭蒼天(中川部屋)の実のお姉さんだそうです。
そして個人的にはこの話題で初めて知ったのですが、相撲では「4親等以内との取組は組まない」というルールがあるそうです。
今更ながら、若乃花と貴乃花(当時)は取り組まなかったのでしょうか?(素朴な疑問で失礼)
玉鷲関は、モンゴルの人のコミュニティーにもあまり深入りしないよう(?)に適度に振る舞っているという情報も見かけました。表現は適切か分かりませんが、そういう姿勢には、奥ゆかしさを感じます。
◎お子さん
長男:テルムン君3歳
次男:2019年1月27日(初優勝当日)誕生:おめでとうございます。
玉鷲Vに家族歓喜 姉ムンフズルさん「ずっとドキドキ」― スポニチ Sponichi Annex スポーツ https://t.co/CWOziubmwY
— スポニチアネックス (@sponichiannex) 2019年1月27日
◎お姉さん
先述の、東大大学院に留学していたお姉さんは2歳上で、ムンフズルさん。2019年現在36歳で、玉鷲優勝の1月27日には来日して観戦していました。
日本に留学経験のあるお姉さん。あらためて千秋楽の相撲を見て「ずっとドキドキしていた。優勝の瞬間は声を上げてしまいました」と歓喜していました。
◎ご両親
父:バトジャルガルさん(62歳)
母:ツェンドスレンさん(61歳)
玉鷲関の優勝に際して父のバトジャルガルさんは実感が湧かないと、またの母ツェンドスレンさんは長年の夢がかなった、と語ったそうです。
また玉鷲関のお父さんは「頑張り屋で優しい息子。とてもうれしい」ともコメント。
玉鷲の表彰式。
賜杯を受け取ったとき、玉鷲本人も土俵下で見守ってた師匠の片男波親方も感慨深いものだろう。
そしてインタビューでは家族のことも語り、さらに今日は第2子が誕生、優勝した日に2つの喜びと人生で忘れられない日になること間違いない✨ pic.twitter.com/OLMTiEyC5a— 野村 よしふみ(相撲ファン) (@no800130) 2019年1月27日
入門以来休んだことがないという地道な姿が、優勝に繋がったのでしょうか。
今後の活躍がますます注目されます。