「コード・ブルー3」の4話で「印旛川」河川敷でバーベキュー事故があり、ドクターヘリが飛んだロケ地は茨城県取手市の「岡堰」(おかぜき)周辺でした。
岡堰は、1630年に作られ、水を溜めて相馬二万石と呼ばれる広大な新田を生み出すのに寄与した歴史的な「堰」。
ドクターヘリが着陸したのもその周辺の小貝川の河川敷になります。
小貝川といえば、岡堰の北方では小貝川と鬼怒川が並ぶように流れています。この前、洪水被害に見舞われた常総市は、取手市よりやや北になります。鬼怒川の氾濫があのとき、恐ろしい場面でした。
何れにしても小貝川も鬼怒川も、下流では利根川となって銚子市あたりから太平洋に注ぎだします。利根川が、あえて流れを変えて銚子方向に向かった過去の歴史も興味深いです。
・・というのは余談でしたが、4話の取材協力には「伊藤ハム株式会社取手工場」もありました。詳しくは分かりません。
コード・ブルー4話では、『いつからだろうな、医者が患者に「大丈夫」だと言ってやれなくなったのはーーー』という会話が印象的でした。
事故が起きたら、子どもが怪我に遭ったら、親がパニックになるのは当然のハズ。しかし現場で新人看護師(雪村)の冷たい表情には、愕然としました。
まあ、ドラマですから徐々に成長ということでしょうか。
病院に着いてからも、花火が見えるように動かしてやる冴島はるか(比嘉愛未)に向かって「あそこまでしてあげてたら、ナースの仕事って切りがないと思うんですけど」と言っていました^_^; ゆとり・・・ですが・・・
それにしても、橘先生、三井先生、優輔くん3人で花火を見て涙が止まらないシーンは辛いものでした。息子の心臓がいつ止まるか分からない日々は想像を絶する過酷なものでしょう。
この場面は、3話にも登場した「八千代医療センター」(千葉県八千代市大和田新田477−96)だそうです。
いろんな角度から秀逸、さすがの群像劇ですね。藍沢耕作(山下智久)、白石恵(新垣結衣)、緋山美帆子(戸田恵梨香)、藤川一男(浅利陽介)らの経年後の微妙な変化もまた素晴らしいです。
楽しみにしています。