「民王スピンオフ~恋する総裁選~」が4月22日に放送されることが決まっています。その主役が貝原茂平役だった高橋一生さん。『民王』も面白さ文句なしのドラマでした。民王でも主役の遠藤憲一さん、菅田将暉さんの人気は抜群でしたが、秘書、貝原茂平の高橋一生があまりにもステキ!との声が挙がり、話題を占めてきました。
その高橋一生さんのこと、民王で一気に知名度が上がったようですが、じつはじつは、ジブリの『耳をすませば』に出ていたんですね。なんとヒロインしずくの恋人役、天沢聖司役でした。耳をすませば・・は懐かしい人も多いはず。
耳をすませばのヒロインは月島雫(つきしましずく)に、一見、ツンツンした接触から近づいていく天沢聖司(あまさわせいじ)でした。雫ががんばって作詞した「カントリーロード」の替え歌(カントリーロード、このみち〜♪)をあざ笑って雫を怒らせる聖司でしたが、なんだかんだと近づいて見事に結ばれます(ちょっと端折りすぎた)。
それはともかく、バイオリンを弾いていたあの聖司の声が高橋一生さんなんて、ちょっと嬉しいです(・∀・)b
民王スピンオフ~恋する総裁選~ は、やはり民王の放映中から、秘書、貝原ファンの声が殺到していたからでしょうか。そういえば民王には、朝ドラ「あさが来た」で番頭さんを務める山内圭也さんも、不思議な空気でいい味を出していました。
高橋一生さんは、もうすぐ最終回をむかえる『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』でも、主人公の練が勤める引っ越し屋さんの同僚です。同僚というか先輩というか、最初はひたすら身勝手で意地悪で・・・という佐引役ですが、
だんだんと練を助けてもくれる味のある先輩となっています。離婚して妻が育てている息子への愛も描かれていました。『いつ恋』でも、最初は視聴者もあららと引いてしまうワルで、しかしいい人になってきました。これは誰の意図でもないかもしれないけれど、『耳をすませば』で、最初は喧嘩のようにしずくに近づいていき、じつはしずくへの思いをだんだん正直に表していく聖司の姿と、重なってきます。
それはともかく、一つ一つの役を丁寧にこなしている高橋一生さんで、2012年には舞台の『4four』で第67回文化庁芸術祭賞新人賞を得ていました。高橋さんは二世俳優さんではありません。もはや存在感が半端ないです。
「民王スピンオフ~恋する総裁選~」は4月の放送でまだ1ヶ月くらいあります。話題になった『いつ恋』ももうすぐ終わりますが、はやく一生さんの姿が見たい! との声は、その日まで待ちきれるでしょうか。