早山豊(はやまゆたか)氏は「東京魚市場卸協同組合(東卸)」の理事長で、豊洲市場への移転に慎重な立場と言われます。
東京魚市場卸協同組合(東卸)の理事長については、2017年1月31日に理事長選が行われたばかりです。理事長選に立候補したのは、次の二人です。
早山(はやま)豊氏 66歳・・・22票
伊藤淳一氏 63歳・・・7票
早山氏と伊藤氏の2人が立候補していました。29人の理事による投票の結果は圧倒的に早山豊氏が得票しました。
都などによると、築地には水産卸や青果など各業界団体があるが、約550の水産仲卸でつくる東卸は組合員数で最大。東卸理事長は主要業界団体のトップで構成する「築地市場協会」幹部に就く慣例となっている。
(産経ニュース 1月31日)
ところで早山豊氏の経歴やプロフィールについては、「大作早山商店」の早山氏で、現在66歳?(2015年の記事で65歳と記載される)ということくらいしか確認できません。
株式会社大作早山商店が運営する「鮮菜魚 早瀬(はやせ)」については「京橋で美味しい鮪が食べられる店」とか「鮪ヅケ丼定食は、開店15分で売り切れ」という評判も聞かれます。
(写真はイメージです)
2015年の記事なので現在も同じか分かりませんが・・・
特に人気を集めているのが、平日のランチタイムに登場する「鮪ヅケ丼定食」。
『鮮菜魚 早瀬』のランチメニューは、1日30食限定のこの「鮪ヅケ丼定食」のみ。希少部位である脳天(頭肉)や中トロ、赤身をたっぷり200グラム使用したヅケ丼は、舌の肥えた常連客から新規のお客にも好評で、開店から15分で売り切れる日もあるほどです。
(京橋タイムス 2015年12月)
「環境問題と市場の持続可能性の両面から判断を」
「豊洲移転考えられない」築地市場の水産仲卸組合早山豊理事長https://t.co/LA0chCKB5r
— y miyazaki (@ysakmyzk) 2017年3月3日
大作早山商店については、上記のように中央区京橋3丁目で「鮮菜魚 早瀬」を開いています。
お店で高品質の鮮魚を提供しているようです。
ところで上記の記事にありますように、東京魚市場卸協同組合(東卸)の理事長に選ばれた早山氏は、「築地市場協会」の幹部になりそう・・。
一方で、3月1日のニュースでは、豊洲地下水から環境基準を上回る有害物質が検出されたことから、早山氏が現時点での移転は考えられないと述べたことが伝えられ、さらに、続いて次の報道もあります。
築地には東卸理事長ら主要業界団体のトップで構成する「築地市場協会」があり、同協会の伊藤裕康会長は移転推進の立場を取っている。
(サンケイスポーツ 3月1日)
つまり、築地市場協会の会長は伊藤裕康氏で、推進派。早山豊氏は会長ではないようで幹部で、慎重派。
今後もこのような見解や意見の相違は、容易には解決しない難問であることだけはたしかーーー
豊洲だけでなく、築地でも土壌汚染の恐れがあると評価された問題もあります。
追記:当記事は2017年のものです。