「空飛ぶタイヤ」(池井戸潤)のモデル運送会社は綾瀬市にあった? 動画はアマゾンのプライム会員ならプライム・ビデオ対象なので無料で視聴できます。
三菱自動車の不祥事は、池井戸潤著「空飛ぶタイヤ」を読むとよく理解できると言われるように、三菱のリコール隠し事件の真相がリアルに見えてくる気がします。小説ですから一応フィクションですが・・・
ドラマの動画の「空飛ぶタイヤ」(2009WOWOWINC. )がじつに素晴らしかったです。公開は2009年3月からなので、見た方も多いでしょうか。個人的には最近、アマゾンプライムで観て、こんなドラマがあったことに驚きました。
WOWOWの制作なので、民放で放映されたわけではありません。もっといろんな方に観ていただきたいです。
なぜ、民放で放映されないか? 観たら分かると思います。このドラマの中で展開される「週刊誌と大企業」の関係が、現実の「テレビ局と某大企業」の関係ではないかと、ついつい想像してしまいます。想像であって事実と断定はできませんが。
動画はアマゾンで販売されています。しかしもし、購入検討の方がいらしたら、アマゾンのプライム会員になるほうが絶対にいいです。上記は現在15000円近くしていますが、年会費3900円の会員になったほうがお得です。
Amazonプライムは一年間、税込み3900円の会費で「お急ぎ便を無制限に使える」という説明がありますが、オススメしたいメリットはそこではありません。
「見放題」のビデオが、映画もドラマもてんこ盛りにあることです。たとえば、最近まで有料だった『ビリギャル』とか懐かしいい『涙そうそう』とか・・・
テレビドラマではつい先日まで放映されていたような気がする『Nのために』『37.5度Cの涙』など。もう? という印象です。
ところで、「空飛ぶタイヤ」では運送会社は「赤松運送」ですが、モデルとなっている運送会社について現在の詳細は確認できませんでした。
「横浜母子3人死傷事故」と言われるモデルとなったような事故は、横浜市瀬谷区の中原街道で、2002年1月に起きました。
ドラマでは母と子ども1人が二人で歩いていましたが、実際の事故は母親と幼い長男と次男の3人で歩行中に、タイヤが飛んできて母親が亡くなりました。
当初は運送会社の「整備不良」とされ、ドラマでの赤松運送が取引先からの取引停止や社員の退職などで追い込まれたのと同様かいなかは断定できませんが、いずれ、当該のモデルとなった運送会社も、事故の影響で窮地に追いやられたと想像できます。
綾瀬にモデルとなった会社があったこと、その後廃業したらしいという情報はありました。しかし、それ以上の詳細はいま確認できませんでした。
むしろ驚いたのは、青木勝治さんというこの事件に関わる民事訴訟における弁護士で、原告に賠償金をいっさい渡さなかったという不思議な動きをした人物がいたこと。青木勝治弁護士は、この件で懲戒処分になっています。当時70歳くらいで、今は故人です。
素人としての素朴な疑問は、結局、賠償金は被害者の方に渡ったのか?ですがーーー
三菱のリコール隠しうんぬんは、2016年もかなり話題となりました。正直、もう慣れていて、あまりドロドロ事件という印象はなかったのですが、このドラマを観て、意識が変わりました。
未見の方は、ぜひ観ていただきたいです。主演の仲村トオルも良かったし、遠藤憲一、國村隼、水野美紀、尾野真千子、田辺誠一・・・とキャストが豪華です。
甲本雅裕さんや柄本佑さんのように周囲を静かに固める脇役キャストも素敵でした。
こんな声も・・・
日本のドラマの最高傑作は仲村トオルの空飛ぶタイヤだと思ってる
— レオナルド (@kfttp1216) 2016年10月22日
下町ロケットを思わせる小さな会社で、力を合わせる空気に好感度が高いと思われます。