豊島岡(としまがおか)墓地は、皇族専用の墓地であるため、通常は墓参できるのは天皇陛下や皇族、関係者の方々などに限られています。
場所は文京区大塚5丁目で、護国寺に隣接しています。11月4日の本日は三笠宮さまの本葬である斂葬(れんそう)の儀が行われています。くわしくは斂葬の儀のひとつである「葬場(そうじょう)の儀」が午前10時から行われます。
本日は、一般拝礼が受け付けられ、豊島岡墓地にて午前は11:40〜12:30に、また午後は1:30〜2:30に受け付けられます。
豊島岡墓地 #東京旅行ハイライト
東京の護国寺の隣に位置する皇族の墓所。明治時代が明けて以降、天皇皇后以外の皇族の方々がここに静かに眠っている。一般人の入場は特殊な理由がない限りまず入ることは不可能。徳川慶喜が皇族の墓所を見て感銘を受けたというエピソードはここを見たからかな? pic.twitter.com/RtPU1Y4O7L— ㍿佐竹@C91 1日目 東マ29a (@hasibiro5) 2016年9月20日
大きな敷地ですが、ふだんは出入りはできず、塀に囲まれています。
護国寺そのものはご存知のように、地下鉄の護国寺駅を降りるとそのまま護国寺です。
護国寺は周囲からも見えますが、豊島岡墓地は、中の様子は伺えません。
豊島岡墓地は天皇・皇后を除く皇族専用の墓地ということで、明治天皇は京都の桃山町古城山に埋葬され、大正天皇と昭和天皇は、八王子市長房町の武蔵陵墓地に埋葬されています。
陵名は大正天皇と昭和天皇はそれぞれ、多摩陵(たまのみささぎ)、武蔵野陵(むさしののみささぎ)となっています。
三笠宮さまの本葬の「墓所(ぼしょ)の儀」は11月4日の午後の予定になっています。(落合火葬場での火葬の後)
豊島岡という地名は目にしても、豊島岡墓地はなるほど普段は詳細は知らない世界です。豊島岡墓地では基本的に被葬者一人の方について1基設けられていて被葬者はこれまで63名、多くの場合、上円下方墳とのこと。
ただし、火葬で葬られるのは明治時代以降のこと。一方で、天皇陛下の墓地である天皇陵は、東京では八王子の武蔵野墓地にあります。
そういえば八王子高校とは? 八王子学園の八王子高等学校で、ご案内した場所でした。