小池百合子都知事の政経塾「希望の塾」が10月30日に開講しました。政治塾「希望の塾」には4827人が応募したそうです。
選ばれたのは2902名。勝手に予想すると定員は100名くらいの規模かと思ったら、もう3000人近い塾なのですね。あえて倍率を計算すると2倍以下ですが、それだけ大きく扉をひらいということか。
新党結成について関心を呼びますが、今の段階ではやはりなんともいえない様子です。
昨日、↑これを書いた時点で数十人くらいの政治家初心者の集まりかと思っていました。
開講式は平成帝京大の講義室を使ったそうです。たしかにあのあたりで大きな大学は平成帝京大かと・・・
合格者には今月の21日から25日くらいに合格通知がメールで届いていたはず。
希望の塾の講義は以下のように6回で、13時~18時の間で2時間くらいだそうです。意見交換や懇親会等も予定。
10/30(日)
11/12(土)
12/10(土)
1/14(土)
2/4(土)
3/4(土)
なるほど、かなり幅広く政治家の卵や志す人達が集まるもようです。受講料は公式サイトによると
一般男性 5万円
女性応援特別価格 4万円
学生応援特別価格 3万円(25歳以下)
とのことでしたので、大雑把に4万平均で計算するとこの塾で12000万円の集金力があるということ。
もちろん小池氏は資金が目的でないにせよ、やはり大物がなにか動くと、大きなうねりがあるのですね。
およそ3000人の中には、次回の都議選などに立候補したい人もいるのでしょう。
本日の開塾式は4回に分けて実施されるとのこと。たくさん集まるし、女性の参加者のために託児所も設置・・・
なんと、一部の政治家初心者が集まるというより、かなり大きなイベントのようです。そこは、さすがあらゆる角度から検討している小池氏らしい反響の呼び方のような気もします。
身近に、希望の塾に入った人はいませんが、ナマの声を聞いてみたい気もします。
じっさいのところ「これじゃ講義聞くだけの講演会で塾とは言えないんじゃないか」というコメントもありました。
今日開講の希望の塾に参加したけれど人数が多すぎてまず合わない。都知事の話は面白いけれど、その後のパワポ30枚超のプレゼンは…って感じだったな。
実際に色んな人と話したりディベートとかプレゼンとかしたい。これじゃ講義聞くだけの講演会で塾とは言えないんじゃないか? pic.twitter.com/91kybhqUBm
— Haruka Tanino (@supertramp424) 2016年10月30日
なるほど・・・ですが、実際いろんな声があります。
色々な面で驚きがありとても刺激になりました!(参加者)
小池都知事による「希望の塾」から合格通知をいただきました。 18歳1ヶ月で最年少だと思います。(参加者)
予想をはるかに越える規模となりましたが、それだけ都政への関心と期待が高まっているということ。(スタッフ)
玉石混淆とはいえ応募者は何と4.000人とか。 塾というより学校が何校分ですね。
維新政治塾を見れば一目瞭然だが、 この手の政治塾なんて、ただの集金システムにすぎない。 塾生なってもロクな講義なんて受けられないよ。
意見はいろいろですが、最も気になったのはこちらのテーマ・・・
二階幹事長が「7人の侍」を食事に誘ったのは11月30日の昼である。昼食に誘ったのである。
しかしその日は「希望の塾」の開催日。二階氏はあえてその昼の時間に7人を誘い、新党結成の意思を探っている。7人はこれを断っているので、離党覚悟であり、それは小池知事の意思でもある。
— 平野 浩 (@h_hirano) 2016年10月28日
↑は10月30日の間違いのようですが、二階幹事長と小池氏の関係、そして「7人の侍」の行方はどうなるか、こちらのほうが近々では目の話せない件です。
小池氏が守る「7人の侍」とは誰?
政治塾「希望の塾」は、正直、政治家を目指す選ばれた人たちの集まりというよりは、広く勉強したい人のセミナー的な印象を受けています。
そしてむしろ小池氏は、自民党との関わりをどう消化していくのか・・・気になります。
二階氏はじめ自民党の重鎮たちも、内心、穏やかではないのでしょう。
(過去記事になります)