「外国人のお客さま」は差別でしょうか。
南海電鉄の40代の車掌さんが難波発関空行きの電車で、「本日は外国人のお客さまが多く乗車し、ご不便をお掛けしております」とアナウンスしたそうです。
不思議なのは、産経新聞の記事で【南海電鉄の40代車掌が不適切アナウンス・・・乗客クレーム発端「差別の意図なかった」と釈明】となっていること。
不適切なんだ・・・
と書くとこれも差別と言われそうですが。
10月10日午前、天下茶屋を過ぎたところでのこと。関西空港行きが混雑というのは、ふつうに想像できること。
そして乗客の一人が邪魔だと不満を言っている声が聞こえたための判断だったようです。
難しいです。
もし自分が、ローマかどこかでツアーの団体客として旅行している最中に、アナウンスで「本日は外国人が多くて・・」と言われたら、たしかにちょっと嫌な気分でしょう。
ただそれが嘲笑っぽい言葉ならもちろん憤慨ですが、冷静に「外国人のお客さまが多くて」だったら、どうでしょう?
まあ、どっちみちイタリア語が聞き取れないと思いますが(笑)、言っている人の言葉に毒があるか、親切からでているかが全てでは。
こんな反応も・・・
事実をアナウンスすると叩かれる社会
南海電鉄ユーザーならわかる。 空港急行のスーツケースな。 南海電鉄ユーザーならわかる。 駅員さんたちの底なしの温かみを。
こういうのは周りの大阪のおっちゃんおばちゃんが常に文句を車掌に言ってるから起こるんだよ。
車掌さんアンタ大変やなって同情しか湧かないね。
発端は日本人のおっさんが外国人の荷物を蹴って「外人が多くて迷惑だ」って大声で言ったという事らしい
・・・なんか分かるような。
ことは「乗客の日本人女性」が問い合わせて発覚したとのことです。
あまり反応すると、その女性を責めることになりかねないですが、もし自分がそういう仕事に就いていたら、今後は外国人と言わないようにしようと、思うこともたしか。
たしかにアナウンスが「本日はお客さまが多く乗車し、ご不便をお掛けしております」だったら、問題ないわけですね。
ほんとうは何も起きていなくても、ことが起きる原因は仔細を問題にするマスコミかも・・・と小声で言ってみる