夏目漱石の妻のロケ地で、あらたに茨城県立土浦一高と、福島県立安積高校が明らかになりました。
漱石の妻第2回の「吾輩は猫である」では撮影協力として、土浦第一高等学校、さらに安積歴史博物館(安積高校の敷地内)の名前が挙げられています。
土浦一高には、国の重要文化財に指定された旧本館があり、これまでもロケに使われてきました。朝ドラの「おひさま」や「坂の上の雲」、フジテレビの「若者たち2014」など。
20130518重要文化財旧土浦一中本館(現在土浦一高)
明治37年12月に竣工して現在の土浦一高になってます。
正面中央の玄関の三連尖頭アーチはゴシック様式を基調として建てられま… https://t.co/7J22mzhyze pic.twitter.com/X0CPnzRjlD— nabepuro (@Orion3sta) 2016年5月18日
土浦一高は「どいち」などと呼ばれ、茨城県の代表的な進学校です。かつては公立高校で東大合格者数のトップレベルを誇っていました。設立は古く1897年に最初の入学式が行われています。
旧制中学時代の旧本館が、上記のように国の重要文化材になりました。
また、安積(あさか)歴史博物館は、公益財団法人で、安積高校とは別ですが、安積高校はやはり歴史ある進学校。旧制中学時代の「旧本館」が、1984年に安積歴史博物館となりました。
安積高校も、東北地方を代表する進学校の一つと記憶しています。福島県全体が男女別学の傾向でしたが、現在は安積高校も共学になりました。
すごくないですか安積高校(の敷地内の安積歴史博物館)。学部時代にここ出身の人が何人かいたんですけど、ここまで格調高いとか聞いてなかったよ。母校がここまですごいと羨ましいよ。ちなみに国重文 pic.twitter.com/41P0luhv5p
— ほの (@hono_mt) 2016年9月10日
土浦一高と安積高校、どちらも歴史ある名門校がロケに使われているのが興味深いです。
「夏目漱石の妻」では、第2回で他に、「つくばみらい市」と「県立房総のむら」が列挙されていました。前回、遠慮がちに書きましたが、
参照: 夏目漱石の妻」のロケ地
県立房総のむらがロケに使われていたのは、間違いありませんでした。県立とは千葉県立のことで、住所は「千葉県印旛郡栄町龍角寺1028」。わりと行きやすい場所です。
参照: とと姉ちゃん「千葉県立房総のむら」に食料の買い出しに
もう一つ、茨城県の「つくばみらい市」といえばふつうに考えてワープステーション江戸のこととおもわれます。これも前回、遠慮がちにご紹介しましたが、やはり「漱石の妻」のロケが行われているのは、間違いなさそう・・・
ワープステーション江戸は、ふだんはとても静かなスポットとなっています。それでも、意外な撮影日に出会うかもしれません。(撮影現場は見えないはずですが)
漱石の妻には、いよいよ高中直人さんも次回、登場です。