歴代5人の中央卸売市場長とは誰かというと・・・以下の5人の方々「比留間英人・岡田至・中西至・塚本直之・岸本良一」氏です。
中央卸売市場長について、いくつか書いてきましたが時系列の示すと次の通り(*2006年以降)
2006年7月〜2009年7月 比留間英人氏 ⇒ 現在は東京メトロ副会長
2009年7月〜2011年7月 岡田至氏 ⇒ 現在は東京都歴史文化財団の副理事長
2011年7月〜2012年7月 中西至氏 ⇒ 現在は東京都副知事
2012年7月〜2014年7月 塚本直之氏 ⇒ 現在は東京動物園協会理事長
2014年7月〜現在 岸本良一氏
市場長だけの問題でないのですが、やはり「長」の方が、知っていたのか知らないのか、なぜ知らずにいることができたのかは疑問です。
9月23日の今日、小池知事は『歴代5人の中央卸売市場長」の対応を「無責任体制と言わざるを得ない」と厳しく批判したとされます。
(★追記: 大矢實さん(元市場長)とは?豊洲移転を決めた責任者は誰? 2017年2月17日)
盛り土なし工事を決裁 元中央卸売市場長が認める https://t.co/UhgJpbcwaR
「盛り土なし」契約書に「石原」印鑑、水谷氏入手 https://t.co/7lfoZbh6m7#豊洲市場— 日刊スポーツ (@nikkansports) 2016年9月20日
↑こちらで「認めた」とされるのは、岡田至氏のことですが、それぞれの市場長の詳細は下記をご参照ください。
岡田至さん(元中央卸売市場長)のコメント 岡田至さん(元市場長)の新コメント「読まず決済」
中央卸売市場長という役職は、その後の異動先や現在の職務を見ても、大変重要な部署であることは明らかでしょう。
比留間英人氏の頃は、専門家会議が設置され(2007年4月)、技術会議が設置され(2008年8月)、2009年には豊洲新市場整備方針が策定されています。
岡田至氏の時期には、2011年3月に豊洲市場建設工事の基本設計を大手設計会社「日建設計」に8610万円で発注しています。(地下空間が設計された2011年の知事、副知事、市場長は?)
そして、2011年6月に日建設計が空洞のある基本設計書が提出されました。
中西充氏の時期には、2011年7月「環境影響評価書」が出され、8月には「土壌汚染対策工事について、一般競争入札により契約を締結」されています。
この時期に、上の画像にあるように、石原慎太郎氏の署名のある契約が結ばれます。
塚本氏、岸本氏の時期には千客万来施設事業基本方針案が発表されたり、その事業予定者辞退したりで、表向き大きな変化が読み取れないように見えます(違うかもしれませんが)。
何れにしても、これまで何があり、何に責任を負っていたか。市場長に限らず、副知事、そしておそらく誰もが切り込まなかったかもしれない「都知事」への真相解明が始まると言ってもいいでしょう。
もしも舛添要一都知事が続けていたら、豊洲の問題は見つからなかったかもしれないと指摘されています。もっとも、問題、問題!とばかり大きくすることが、都政にプラスになるとは限らないかもしれません。
ただ、現段階では真相を明らかにしなければ始まりませんからこのプロセスが早く進むことを願っています。本日、小池都知事は民進党の蓮舫代表と会談したようです。
小池都知事「蓮舫さんもやりがいいっぱい」
すっげーイヤミwww https://t.co/0h4D4wgg0v— OZ Uemura (@ozuemura) 2016年9月23日
女性の活躍としてスポットライトが当たる面もあるでしょう。ただし、だからと言って例えば小池氏、蓮舫氏が同じ側に見えてしまうとしたら、ちょっと違うような気もします。