作新学院の小針崇宏(こばりたかひろ)監督のプロフィールは? まず出身中学は宇都宮市立陽西中学校になります。
宇都宮市陽西町1-16にある陽西中学校から作新学院に進み、作新学院の野球部で内野手として活躍しました。高校時代の戦績としては、高2の2000年センバツで全国ベスト8まで進出。高3ではキャプテンでしたが、栃木県予選の決勝で敗れて甲子園には出場していません。
それにしても文字通り、地元出身の選手だったわけですね。
生まれは1983年の6月22日。現在33歳です。
2001年の夏の甲子園を逃した後は、作新学院を卒業しそのまま筑波大学へ。筑波大学野球部に所属しながら保健体育科教諭の資格を取得し、大学卒業後は2006年、教師として作新学院に戻ります。
まさに作新学院野球部のために戻ってきたような小針監督。赴任と同時に野球部のコーチを務め、その年から監督を始めました。まさに23歳の若い監督だったと言えそう。
現在も明徳義塾の馬淵史郎監督が60歳、かつて常総学院を率いた木内幸男監督が80歳だったことを考えると、かなり『若い』監督と言えるでしょうか。
監督になって2009年には夏の甲子園に出場し、2011年には準決勝まで進んでいます。さらに2012年には春夏連覇。また夏の甲子園は2011年から6年連続の12回目の出場になります。
自らが選手だったときから母校が強豪校でしたが、監督としての実績がたいへん詰まっていて、素晴らしいですネ。
栃木県大会前人未到の夏6連覇を達成した作新学院高校。小針監督が掲げる3カ条をベースに、強靭な精神力で他を寄せ付けず、甲子園での活躍も期待される。https://t.co/VWDS6SMZjO #作新学院 #小針崇宏 #高校野球
— タイムリーWEB (@timelyweb) 2016年7月27日
さて甲子園の準決勝は、8月20日、明徳義塾との対戦で作新学院は15安打で10得点の快勝でした。10-2で明徳義塾に勝った作新学院は、8月21日、いよいよ決勝で南北海道代表の北海高校と対戦します。
第98回全国高校野球大会は、名投手の存在が最初から取り上げられてきました。作新学院の今井達也投手もその一人ですが、横浜高校、履正社などが姿を消す中で、ことに打力が注目されてきた作新学院の、最後の戦いが注目されます。
連続3本塁打を打った入江大生選手もいます。作新学院はもちろん野球の実力選手が集まっていますが、出身は地元の中学生だった生徒が大半で、そういった地元カラーも人気の一つのような気がします。
北海高校は一人で投げ抜いてきた大西健斗投手も脚光を浴びています。小針監督の決勝戦での采配が楽しみです。
参照記事:
作新学院(栃木代表)選手一覧 98回全国高校野球
作新学院、入江大生は投手も。兄は?水泳の入江とは?
今井達也(作新学院)の中学は?ドラフトは?