「 とと姉ちゃん」は常子がついに星野たけぞう(武蔵)と再会しました。8月17日の放送。その前日に「星野」の表札だけ見えて、分かりやすかったのですが(笑)。
あっさり、かつての植物系のさっぱり星野青年(坂口健太郎)が、娘を抱いて登場しました、葉っぱの兄ちゃん!。 でもって、二人は結婚するでしょうか?
やっとテレビで坂口健太郎みれるよ
まってました!
星野武蔵👮🏽 pic.twitter.com/L3fhxh7vt8— *虹歩* (@ken_taro_711) 2016年8月12日
星野登場でストーリー的に気になるのは、星野と常子の結婚(再婚)はあるのか? ということ。もちろんNHKは明らかにしていません。
そして、モデルの大橋鎭子さんは史実として生涯独身だったからそこは変えないのでは? という声も多々見かけます。
しかし、ここは独断かもしれませんが、常子と星野は最後に結婚するストーリーを想像しています。
その理由を以下の点から考えてみます。
1)恋愛・結婚ネタで盛り上げたいようす
2)唐沢氏のコメントが意味深
3)善くも悪くも史実を無視といわれる「とと姉ちゃん」
●まずは1)の恋愛・結婚ネタで盛り上げたいようすについて。お盆のあいだ、なんとなく間延びしたとも言われるとと姉ちゃんは、常子の妹:鞠子が水田氏と結婚するようすを、ゆっくり(?)描きました。
ヒロインの常子がもし生涯ずっと独身なら多少は結婚恋愛ネタは入れたいところで、戦前は、星野たけぞう(武蔵)とのお汁粉屋デートがありました。
そして結婚を申し込まれるも断っての、別れ。
ここで結婚していたら、もはやモデルの大橋さんと設定が違いすぎて別の話になってしまう、ということでしょうか。再会があるか否かが焦点でした。
しかしその後、鞠子が結婚し8月15日からは美子が、毎日せっせとデートのようすが描かれ、好評か否かにかかわらず恋愛ネタは朝ドラには不可欠・・な展開のもよう。
そして「盛り上げたい」の観点では、最後まで、仮に結婚しないにしても星野の子どもたちとの触れあいや、星野と常子双方の微妙な気持ちの揺れが、繰り返し描かれるのかもしれません。
蛇足ながら、とと姉ちゃんは、視聴率が高い割に朝ドラをずっと見ている人の評判はあまり高くないようです。登場人物の描き方に連続性がない、心理が分からないことなど。個人的にも、どちらかというとせっかくの高畑充希さんの起用が、大丈夫かな? という気がしています。
演じる人より、全体に脚本の故に、笑うに笑えない場面があるように感じています(小声)・・
(10)朝ドラがこんな路線で制作されるのに、私は耐えられません。こんなの朝ドラじゃない。改めて「カーネーション」をオンデマンドで全部観て最終回で泣いて、ストレスを発散しました。とと姉ちゃんが終わるまで、フォロワーの方、このドラマにこだわることをどうかお許しください。#とと姉ちゃん
— 伊藤悟 (@satoru_hyotan) 2016年8月15日
●2)の唐沢氏のコメントというのは、ニュースソースを記録していないのが恐縮ですが、唐沢寿明氏がとと姉ちゃんに登場した頃にインタビューで、今後の見所等を聞かれて、最終回に驚くことが起きますからお楽しみに・・というようなことを語っておられた・・・表現はあいまいな記憶ですが。
花山伊佐次役 唐沢寿明さん♢連続テレビ小説「とと姉ちゃん」 雑誌を作るために生まれてきた――そんな言葉が似合う、花山伊佐次。花山役を熱く演じる唐沢寿明さんにインタビュー。 https://t.co/PT3xLgtUfs #とと姉ちゃん
— ぷりんさん (@G0S5Wn5fCpNJeBJ) 2016年8月5日
最終回のお楽しみが、ヒロインの結婚なんてあり? という気もしますが、驚くとしたらここではないでしょうか。独身の大橋鎭子さんだったけれど、さすがに晩年までの描くわけではありません。
昭和48年(1973)くらいだとしたら、遅ればせながら、そんなゴールがあるかもしれません。
●3)の史実との関わりですが、大橋さんについてこういう描き方は失礼ではないかという声は、この朝ドラが始まって早々から割と目にしてきました。
これだけは言いたい。モデルやモチーフの人物は、フリー素材じゃない。その人の歴史の、見栄えがしそうで美味しいとこだけ頂いてヨシ!なものだと思ってはいないか。ましてや近しいご家族がご存命なのだし最低限の敬意は払って欲しかった。今更何を言ってももう無理だけど。 #とと姉ちゃん反省会
— スペース針谷 (@spacehariya) 2016年8月16日
モデルではあっても、あくまでもフィクションとのことで、ここが議論のターゲットではあります。
史実はともかくとして、いや、史実とは絶対に違うけれど、常子は結婚するかも・・・と個人的に感じています。拙い予想に過ぎませんが。
批判はあっても、それを承知で史実と違う展開をしてきたのだから、『フィクションです』を強調したらいいのでは?
そういえばこのドラマはフィクションですのテロップが8月15日から始まっています。おもに商品テストへの配慮かという印象ですが、視聴者としては、たしかにフィクションと割り切ったら、とやかくは言えません。
ただ上記のように、実在の雑誌&実在の血縁の皆さんへの配慮は大丈夫かなと感じるところはあります。常子がお金に執着するように見えたり、人に対して配慮がないように一瞬感じた場面において、です。
しかし、善し悪しはともかくフィクションなら、常子と二人の子持ちの星野たけぞうが再婚することは充分にあると予想します。
むしろあってほしいです。もちろん、幸せには結婚が絶対というのでなく、どちらもあり。しかし、常子は仕事に励んできたけれど、最終回で結婚が決まりました。ーーーという展開も、あっていいのではないでしょうか。
などと予想しても、9月末にはわかることですね(笑)