九鬼隆平(くきりゅうへい)選手(熊本代表秀岳館、キャプテン)が注目されています。2016年、夏の甲子園の只中ですが、春の選抜大会をしっかり記憶されている方には、今さらかもしれません。
九鬼隆平選手のお父さんは、九鬼義典氏で、なんとあの有名な徳島県の池田高校のメンバーで、1986年には全国優勝し、甲子園出場経験も四回あるという秀逸選手でした。
2016年3月に充分、話題になった話かもしれませんが、父親が池田高校!?に驚いた方も多いのではないでしょうか。
池田高校は部員がたった11人のときに甲子園に出場し、さわやかイレブンと呼ばれたというユニークなチーム。池田高校は山間の公立高校で、春の選抜と夏の大会と、甲子園で合わせて3回も優勝したチームでした。それを率いた、故:蔦文也(つたふみや)監督もまたユニークな方でした。
しばし時を経て2014年、春の選抜に池田高校は27年ぶりに出場しています。あらためていうと徳島県の公立高校です。 優勝した前後には、桑田・清原のいたPL学園とも対戦しています。
池田高校の話が長くなってしまうので、これくらいにして・・・
秀岳館 2番 九鬼隆平さん体格よすぎ💭
かっこいいわ pic.twitter.com/ZA4IF5sNYS— 台湾人。 (@Taiwanzin1126) 2016年8月12日
その池田高校で活躍していた九鬼義典氏を父に持つ九鬼隆平選手の基本情報は・・
体格は、181cm、82kg 投打は右打ち右投げ。
位置は捕手で4番、主将でもあります。出身は大阪。中学校は蹉跎中学校。
2016年春、選抜でベスト4入りしている秀岳館は夏の大会の有望な注目チームですが、その監督が鍛治舎巧監督で、もとは野球解説者でもありました。
鍛治舎巧監督は「枚方ボーイズ」の監督でもあったのですが、『オール枚方ボーイズ』で中学硬式野球で活躍していたメンバーをスカウトして秀岳館高校に集めた、という解釈もあるようです。つまり熊本代表だけどメンバーは大阪出身、という批判もあるようです。
このあたりは、すでに多々報道されてきたらしいので知らなかった人が書くとニュアンスがヘンかもしれませんが、ご了承ください。
2016年春の選抜の秀岳館は、花咲徳栄戦でサイン盗みが疑われた一件があり、それを、ある週刊誌はこのように伝えていました。
「今大会のスタメンメンバーのうち7人が枚方ボーイズ出身で、高野連内部では“大阪第2代表だ”と揶揄されています」(同前)
中略
こうした批判について秀岳館に話を聞いた。
「鍛治舎監督の下に選手が集まり、レギュラーとなったのが、たまたま大阪出身の子供たちだった。彼らに刺激を受けて熊本の子たちもレギュラーを目指しますし、それが熊本のレベルアップにもつながると思います」(教頭)
(ニュースポストセブン 4月6日記事)
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正直、こういう件は当事者でなければ分からないし、また真相も分からないかなという気がします。
話がすっかりずれました。いずれ九鬼隆平(くきりゅうへい)選手がドラフトも期待される優れた選手であることは変わりません。
お父さんの激励も指導も、優勝経験選手ならではのものだったことでしょう。
秀岳館は8月12日に常葉学園菊川を破り、次は、8月16日の第二試合が決まっています。対戦相手は未定。これからの活躍がますます期待される九鬼隆平選手です。楽しみです。